ペーパー気象予報士のハルです。
台風18号はあちこちにつめあとを残して去って行きました。被害のあった地域の一刻も早い復旧を願います。
もし避難が必要になったときにどこへ避難すればいいのか考えておこうと思って検索してみると、自治体によって色々違いがあることが分かったのでちょっとまとめておきます。
避難所を調べてみた
避難場所と避難所
とりあえず「避難所 ○○(自分の住む自治体名)」で検索してみましょう。たいてい「避難場所」のようなものと「避難所」のようなものが出てくると思います。
- 避難場所: 緊急・一時的に避難する場所。津波の時には堅牢なビル、火災の時には広いグラウンドなど。
- 避難所: ある程度の期間、避難生活を送る場所。
だいたいこういう区分けだと思います。
自治体によって呼び名が様々
ちょっと気になって他の自治体の避難所も調べてみました。すると自治体ごとにかなり色々な分類がなされていることが分かりました。いくつか特徴的なところをまとめてみます。
基本的には自分の住んでいる自治体の情報が分かっていればよく、他の自治体のことは知らなくてもよいとは思いますが、引っ越しをする場合は要注意ですね。例えば「福祉避難所」は災害の一番最初には開設されない(神戸市の例)などといった注意点もあります。やはり「どういう災害のときにはどうする」ということを日頃から考えておく必要があります。
避難指示・避難勧告・避難準備について調べたとき(関連記事は以下)も思ったのですが、もう少し分かりやすい名前にできないものでしょうかね。今回調べた中では津久見市の「一時避難所」と「収容避難所」という名前は分かりやすいと思いました。福岡市のような「避難場所」と「避難所」というのはどうなんでしょうね。
避難のフローチャート
まあしかし、名称がどうであっても役割は決まっていますので、やはり「どんな災害の時にどういう行動を取るか」ということを日頃から決めておく必要があるでしょう。
例えば東京都のホームページにあるこちらの図は分かりやすいですね。
出典:東京都防災ホームページ
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/bousai/1000029/1000316.html
改訂に伴いリンク切れです。同様の情報はこのpdfで得られます。
このようなものを各自で考えておくのがよいでしょうね。ちなみに舞鶴市は避難所の区分がかなり細かいのですが、あまり説明がないような。住民むけには別途、情報が提供されていたりするのでしょうか?
まとめ!
たまたま好奇心で「避難所」について調べてみました。
大まかにいうと
- 避難場所=緊急・一時的に避難する場所
- 避難所=しばらく避難生活を送る場所
という区分になっていますが、自治体ごとにさらに細かい分類がなされていたりしますので、まずは自分が住んでいる自治体の情報を確認しましょう。さらに、どういう災害の時にどう避難するか、ある程度は前もって決めておきましょう。