台風が近づいているときの情報収集

ペーパー気象予報士のハルです。

私が台風接近時にどのような経路で情報を入手しているかをまとめておきます。特別に専門的なことはしていませんので(さすがペーパー)、他の方の参考にもなれば嬉しいです。



台風と気象の情報

気象庁から得られる情報は画像ファイルになっていることが多いので、「201808台風20号」のようにフォルダを作ってそこへ保存していくのがお勧めですが、そこまでしなくても単に以下の情報を閲覧していくだけでもよいと思います。

気象庁「台風情報」の「台風経路図」

http://www.jma.go.jp/jp/typh/

上部メニューの「情報選択」で「台風経路図」を選び、画像内の台風をクリックし、「経路図選択」で「24時間」とか「72時間」とか「5日間」を選びます。このような画像が得られます(本記事の図は全て気象庁より)。

ここでお勧めなのが、画像を右クリックして「0830-12」などと名前をつけて保存しておくことです。台風の進路予測は徐々に変わっていく上にネット上の台風情報もばらばらなタイミングで発表されますので、例えばネットニュースの内容がいつの進路予測に基づくものなのかを照合するのに有効です。

暴風域と同じ半径の円を経路予測図上に描く

これは自分の居住地に台風が近づいてきた場合です。保存した台風経路図をワードやパワーポイントに貼り付けて、そこに「現在の暴風域」と同じ半径の円を重ねるのです。例えば先日の台風20号であればこの図の緑の円です。

実際は台風は陸地に上がると少し弱まりますし、緯度が上がると同じ半径の円でも地図上では小さな半径で描かないといけませんが、そこまでは考慮していません。ですのでこの緑の円は「暴風域の最大範囲」ぐらいに思っておくとよいと思います。

この暴風域が自分の居住地にどの程度引っかかるのかを見るのです。

気象庁「台風情報」の 「台風の暴風域に入る確率」

http://www.jma.go.jp/jp/typh/

台風経路図と同じURLですが、今度は上部メニューの「情報選択」で「台風の暴風域に入る確率(地域ごと時間変化)」を選びます。すると日本地図が出ますので自分の居住都道府県を選びます。そうすると「台風の暴風域に入っている確率」が時系列で棒グラフになって出てきます。

この棒グラフは「その時間帯に暴風域に入っている確率」を表していますので、確率が大きく変わるときに「暴風域に入る/出る」ということが予測されます。例えば、

  • 12時~15時 20%
  • 15時~18時 30%
  • 18時~21時 80%

このようなグラフになっている場合は、18時の前後に暴風域に入る可能性が高いというイメージです。

気象庁「降水短時間予報」

https://www.jma.go.jp/jp/kaikotan/

このURLでは15時間後までの降水量予測が地図に重ねて出てきます。動画での表示も可能です。いよいよ台風が近づいてきたときはこの動画が有効ですね。

また、上部メニューにある「雨雲の動き」に行くと、1時間後までの雨雲の動きを動画で見ることができます。類似のサービスとしてはYahoo天気の「雨雲ズームレーダー」があります。

ニュースも見よう

台風に関するニュース(被害状況など)

台風によって「風が強い台風」「雨が多い台風」などの特徴がありますし、「台風接近に伴って秋雨前線が刺激されて大雨」などといった台風以外の要素との関連もありますので、気象庁の台風情報だけでなく、天気情報全般を閲覧しておくとよいでしょう。「台風○○号」と検索すればいろいろなメディアにヒットしますのでお勧めです。

気になるニュースは何かのテキストファイルにコピペして保存しておくとよいと思います。その際には必ず「ニュースの発表日時」と一緒にコピペしておきましょう。上にも書きましたが台風の予測は時々刻々変わっていきますので、いつの情報なのかということは結構重要です。

twitterで地元TV局の気象予報士を

twitterでの情報収集も有効なのですが、このときお勧めなのが地元TV局で気象コーナーを担当している気象予報士をフォローすることです。

全国的な情報を発信する気象予報士もいらっしゃり、これはこれで大変ありがたいのですが、例えば「関東地方に接近するので最大級の警戒を」と言われても東京のことなのか群馬県のことなのか、居住地によって実際の影響の大きさは異なるわけです。

警戒すること、備えること自体は常に大切なのですが、単なる雨なのに念のためと称して学校を休んだりすべきなのかどうか。単なる雨になるか災害級の豪雨になるか、事前にある程度は予測できるわけですから、例えば「関東地方では注意を」と言われたからといって関東地方の住人全てが家に篭もるべきかというと話は別なわけです。

そういった細かいことは「○○地方」よりも細かい範囲の情報発信をしてくださる方、具体的には前述の通り地元TV局の気象予報士さんをフォローするのがお勧めです。ご自分の言葉で細かい情報を付与してくださっている場合がありますので、避難すべきか、会社や学校を休むべきか、等々の参考になると思います。

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