一発合格を狙うべきか?気象予報士試験は学科免除の有無でこんなに合格率が違う!

ペーパー気象予報士のハルです。

気象予報士を目指してみよう!と思い立った皆さん、きっとおぼろげに合格のイメージを抱いて勉強を始めますよね。その合格は何回目の受験で掴み取ったものでしょうか?1回目?2回目?もっと多いでしょうか?

これに関しては公式の情報提供は見つからないのですが、合格者の番号一覧を元にある程度推測することができるらしいのです。それによると一発合格の合格率は本当に低いのです。色々な条件を考えると、2~3回に分けて合格を目指すのが妥当ではないかなとハルは思います。


学科免除と合格率

学科免除の有無は受験番号で分かる

今回参考にさせてもらったのは、こちらのサイト「気象予報士試験 独学合格のコツ」です。詳しくはサイトを読んでいただきたいのですが、要約すると次のような調査をされています。

  1. 受験番号の2桁目が学科試験の有無を表している。
    • 0=免除無し
    • 1=専門のみ免除
    • 2=一般のみ免除
    • 3=学科両方免除
  2. 下4桁は各受験会場で連番になっている。
  3. 合格者の受検番号一覧は、受験者は入手可能。
  4. したがって、例えば2桁目が「0」の合格者が何人いるか分かるし、合格者の中で一番大きい受験番号は「受験者数の最小値」を表す(正確な受験者数は分かりません)。

その結果、平成25年の第2回試験の東京会場の結果は次のようになっていたそうです。

  • 学科免除無し=受験者最低1229人・合格者 7人(合格率0.6%以下)
  • 専門のみ免除=受験者最低 121人・合格者 2人(合格率1.7%以下)
  • 一般のみ免除=受験者最低 286人・合格者18人(合格率6.3%以下)
  • 学科両方免除=受験者最低 281人・合格者47人(合格率16.7%以下)

ちなみに全部合計すると「受験者数最低1917人・合格者数74人」となり、74/1917で求めた合格率は3.9%となります。この回の全国の合格率は4.0%です(これは本家「気象業務支援センター」で見ることができます)ので、上記の見積もりの数値は大筋で正しい数値なのでしょう。

一発合格は難しい・・・

目立つのは「学科免除無し」の合格率の低さと、「学科両方免除」の合格率の高さですね!

もちろん「学科免除無し」の中には、「今回が初受験」という人と「2回目以上だけど学科に1個も受かっていない」という人などが混じっていますので、初受験での合格率はやっぱりよく分からないわけです。

ですが、数百名規模で学科免除の人がいるということは、毎回初受験の人がやはり何百人かいるはずです(学科免除は1年間しか有効期限がないため)。ですから結論としては、初受験で合格するというのは「何百人のうちの数名」という枠に入るというイメージになります。そんなわけで、やはり一発合格の可能性は1%程度、もしくはそれ以下とみるのが妥当でしょう。

一方で、学科両方免除の人の合格率は16.7%程度あります。これは「6分の1」ぐらいの確率ですから、がぜん希望が見えてきた感じがしませんか?

こういうことを考えますと、「一発合格をしよう」と無理に狙うよりも「まず学科両方免除になった上で、免除期間内に実技に合格する」という方が受かりやすそうだと言えそうですよね。

「まず学科、そして実技」は回り道?

学科→実技をお勧めする理由

ここまでに述べてきた通り、「まず学科両方免除→その後実技にチャレンジ」という人はなぜか合格率が非常に高いのですが、それはなぜでしょうね?こういう統計結果を見るときには「因果関係なのか相関関係なのか」ということに注意する必要があります。例えば「学科→実技」という順番が合格の役に立った(=因果関係)のか、それとももともと合格しやすい要素を持った人はたまたま「学科→実技」という道をたどりやすい(=相関関係)のか、といったことです。

ハルの経験から想像しますと、「まず学科→そして実技」という手順で受験した方がかなり楽だろうと思います。ですから実際に初回の受験は学科に集中して学科合格をゲットし、2回目以降の受験で実技に集中するというのはお勧めのプランです。

お勧めの理由は以下の通りです。

  • 慣れない気象の勉強をするのに、「学科一般」「学科専門」「実技」の3つ全てを解ける状態にして受験に臨むのは負担が大きい。
  • 1回目の受験で会場の雰囲気などが分かるので、2回目からは気持ちが楽になる。
  • 一発合格を狙う場合に比べて1回1回の試験の準備が楽なので、合格しやすい。それはモチベーションの維持につながる。
  • 免除期間は1年しかないので「この1年で合格したい!」という気持ちが芽生える。〆切があると何でもはかどりますよね!

こういった要素があるので、「学科→実技」の合格率が高いのは、多分に因果関係なんだろうなとハルは思っています。

デメリットも挙げてみよう

ただしデメリットも認識しておきましょう。美味い話ばかりでないのが世の中です。一発合格を狙わず、2回以上の受験をしようとすると、最初から以下のデメリットがあります。

  • 受験料と交通費が2回分以上かかる。日程などをまとめた記事にありますとおり、受験料は1万円以上しますし、試験会場が少ないので遠くからの受験となる場合には交通費も結構かかります。
  • 1回目と2回目の間でモチベーションが落ちてしまうことがある。

ただ、これは考えようによっては次のように反論することもできます。

  • 一発合格をしようとすると、より入念な準備が必要になる。そのため勉強にかける費用は大きくなりやすい(想像)。
  • 全ての科目の力が合格ラインに達したと思うまで受験ができないが、その境地に達するまでに結構時間がかかるので、受験前にモチベーションがしぼんでしまう。
  • 「時は金なり」で、一発合格を目指すあまり2年も3年もかかってしまうぐらいなら、3回受験してさっさと済ませた方が実際には得。

自分が「学科→実技」派なのでどうしてもそのような文章になってしまっています。読者の皆さんはどう思われますか?もちろんどちらが正解ということはありませんので、自分の価値観にしたがって、自分なりの目標を決めて勉強を始めましょう!

勉強の計画の立て方と、実際に自分ならこうするだろうなと考えて立てた計画に関する記事2つです。

気象予報士に限りませんが、まとまった勉強をする前には全体像をつかむために計画を立てた方が良いでしょう。「勉強計画の立て方」をまとめました。ポイントは「割り算」です!
実際に気象予報士試験を受けてみようと思った場合を想定して、使いそうな本のページ数などから勉強期間を計算して計画を立ててみました。計画の立て方も含めて参考にしてもらえると嬉しいです!

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