気象予報士試験のしくみ!日程や科目、難易度など

ペーパー気象予報士のハルです。

気象予報士試験にチャレンジしようと思っている人向けに、試験の情報をまとめていきます。

ちなみに本家の情報はこちら「一般財団法人 気象業務支援センター」に載っています。最新の情報はこの本家で調べていただくのが確実です。

気象予報士とは?一体何ができるの?とか免許の更新はあるの?とかは別の記事にまとめます。



気象予報士試験の概要

  • 年2回(8月と1月)、全国6箇所で受験できます。
  • 受験資格は特にありません。
  • 受検料は11400円です。
  • 学科(一般)・学科(専門)・実技の3つの区分の試験を1日で受けます。
  • 学科(一般)と学科(専門)はそれぞれ単独で合否が出て、合格すれば1年間は試験免除の特典があります。
  • これに対して実技は2つの学科試験の両方に合格して初めて採点対象となります。(だから「実技のみ合格」ということはおこりません)

試験の科目

学科試験(一般)「予報業務に関する一般知識」

おおむね以下のような内容で、多肢選択式です。

  • 大気や降水のこと
  • 低気圧などの気象現象のこと
  • 気象予報に関する法律のこと

「気象予報士試験を受けてみたいな」と思う人は、まずは学科(一般)が一番易しいので、これを突破する勉強からスタートするのがよいですね。ですのでちょっとだけ問題を載せておきます。

例えば平成28年度第2回の問題が本家「気象業務支援センター」からダウンロードできますのでちょっと見てみますと・・・

温帯低気圧の一般的な特徴について述べた次の文(a)~(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①~⑤の中から一つ選べ。
(a) 温帯低気圧は、水蒸気の凝結による熱エネルギーの放出がなくても発達する。
(b) 温帯低気圧が発生する傾圧大気では、等高度面でみると南北方向の温度傾度が大きいが、等圧面でみると温度傾度はほとんどない。
(c) 日本付近の傾圧大気中で発達する温帯低気圧は、ほとんどの場合、水平スケールが1000km程度以下の現象である。

(選択肢は省略。a=正 b=正 c=誤 のような組み合わせが5個)

なるほど、覚えないとどうしようもなさそうですね。「温度傾度」ってなんぞ・・・。

また、「知識」といっても多少の計算が必要な問題もあります。同じ回の試験にこんなのもあります。

容器Aに乾燥空気、同じ体積の容器Bに不飽和の湿った空気が入っており、容器内の圧力と温度はいずれも1000hPaと300Kである。また、容器B内の水蒸気の分圧は29hPaである。二つの容器内の気体の重さを比べた文として正しいものを、下記の①~⑤の中から一つ選べ。ただし、乾燥空気の平均分子量を29、水蒸気の分子量を18とする。
① 容器B内の気体のほうが約3%重い。
② 容器B内の気体のほうが約1%重い。
③ 二つの容器内の気体の重さは等しい。
④ 容器B内の気体のほうが約1%軽い。
⑤ 容器B内の気体のほうが約3%軽い。

この問題は明らかに1000とか300とか29とかの数字を用いて計算をして、3%なのか1%なのかを求める問題ですね。高校時代に「化学」という科目でこんな計算をしたような記憶があります(物理だったかも)。

さらに、法律に関する知識としてはこんなのがあります。同じ回の試験より。

予報業務許可を受けている事業者が行わなければならない行為について述べた次の文(a) ~(c) の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①~⑤の中から一つ選べ。
(a) 許可を受けた区域とは別の区域を対象に予報業務を行おうとする場合は、改めて気象庁長官の認可を受けなければならない。
(b) 当該予報業務の一部を休止しようとする場合は、気象庁長官の認可を受けなければならない。
(c) 予報業務計画書に記載した気象庁の警報事項を受ける方法に変更が生じたときは、その旨を記載した報告書を気象庁長官に提出しなければならない。

(選択肢は省略)

う~ん、覚えないとどうしようもない!(2回目)

いかがでしょうか?「難しいな~」と感じられた方もおられるかもしれませんが、そこをどう突破していけばよいか、これから記事にしていきますのでお待ちくださいね。

ただ一つ言えるのは、普通に生活していてこの分野の知識全てが得意!という人はほぼいないだろうということです。

高校生以上を想定して書きますが、例えば「文系」の人はおそらく、法律を覚えたりするのが得意だったりするのではないかと思います。私のような理系人間はそういうのがどうも苦手で・・・。

逆に「理系」の人は、上記の計算問題なんかは「できそう!」と思いませんか?実際、たぶん大学受験生ぐらいなら解けるんじゃないかと思います。

だからこれでひるまずに、ぜひ勉強を始めてみてほしいです!

学科試験(専門)「予報業務に関する専門知識」

これは実際の気象予報に関する知識問題ですね。多肢選択式です。

例えばいま気象庁が運用している気象予報は、どんなモデルに基づいていて、どんな限界があるか・・・とかですね。衛星写真を見ながら「ここに写ってる雲はどんな雲か」みたいな問題もあります。天気図を見て答える問題もありますね。

実技試験

これは実際に天気図などの情報をもとに、情報を読み取ったり(例えばどこに前線があるかとか)、気象の予測をしたり(12時間後にこの場所でどんな雨が降るかとか)をします。つまり気象予報ですね。

試験時間と問題数

  • 学科(一般)60分・15問
  • 学科(専門)60分・15問
  • 実技1 75分
  • 実技2 75分

たぶん午前中が学科、午後が実技というスケジュールだと思います(私が受けたときはそうでした)。

合格基準

  • 学科(一般)11/15問
  • 学科(専門)11/15問
  • 実技 得点率70%

ただし難易度によって調整することもあるとのこと。

試験地

全国6箇所で、北海道、宮城県、東京都、大阪府、福岡県、沖縄県となっています。

会場はだんだん変わっていくのでしょうけど、例えば東京なら東京大学、大阪なら大阪市立大学などが会場だったことがあるようですね。まあこれは申し込んでから分かるのでしょうね。

受検料と受験資格

受検料は11400円ですが、学科免除がある人はちょっと安くなります。1科目免除で10400円、2科目免除で9400円です。

学科免除というのは、学科(一般)と学科(専門)の片方、または両方に合格して、実技は不合格という人向けの制度です。私もこの制度のお世話になりました。例えば学科は2つ合格したけど実技が不合格・・・という人は、1年以内に受験すれば、学科試験は免除で実技だけ受けられるというわけです。

受験資格は特にありません。ですのでたまに「最年少○○歳で気象予報士試験に合格!」とかいうニュースが流れますよね。いろんな人に門戸が開かれていて、チャレンジしがいのある資格ではないかなと思います。

勉強を始めよう!

どうですか?このページにたどり着いた方は「気象予報士試験を受けてみようかな」と思っておられるのでは?と思うのですが、「難しそう」と思われましたか?

私も最初はそう思いました。

そもそも目指す動機が軽薄だったので、ここで「やっぱやめよう」と思っても良かったんですけどね。私の場合はたまたま背中を押してくれる要素があったのでスタートできました。これについてもいずれ記事にしていきます。

読者の皆さん(まだいない)の背中をそっと支える役割ぐらいは、このブログが担えるといいなと思っています。早く記事を書こう!

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