学んでみると気候学はおもしろい~気象の勉強の合間に!

ペーパー気象予報士のハルです。

気象予報士試験にむけてのオススメ本を紹介してきていますが(一般気象学 / 図解・気象学入門 / 身につく気象の原理)、今回はちょっと箸休めのような本のご紹介です。学科よりも実技試験の方に役立つかもしれません。

「学んでみると気候学は面白い」(ベレ出版:日下博幸著)です。気象学ではなくて気候学というタイトルになっています。その名の通り「気象」とは少し異なる切り口の本なので、勉強で疲れた頭をリフレッシュさせるのに向いているのでは!と思います。



気候学は気象学と違うのか?

はい、気象予報士を目指している人なら必ず思う疑問ですよね。この本は試験と関係あるのか・・・なんてところも気になります。

ズバリ1章を見てみましょう。こんな風に始まっています。

1章 気候学と気象学

  • 1.1 気候学とは?
    • 天気と天候、気象と気候
    • 気象学と気候学
  • 1.2 ・・・

1.1節から少し引用しますと、次のようなことでした。

気象とは、「時々刻々と変化する大気の現象」を意味する用語です。

本書では(中略)「気候とは、気象の統計をとることでみえてくる、ある場所またはある地域の特徴である」という立場で、気候を説明していきたいと思います。

ですので、気象というのが大気中で起こる1つ1つの物理現象だとすれば、気候というのはその物理現象の結果をまとめて見えてくる傾向、というようなことでしょうか。(自分のことばで要約してみました!汗)

気象予報士には気候の本は不要?

では気象予報士を目指して勉強する場合、こういった「気候」に関する勉強は不要なのかと考えてみますと、うーんそうですね、試験の合格のことだけを考えれば必須とは言えないかなと思います。合格してから読んでもいいのではと。

ただ、これは私の受験生活を思い出して言えることなのですが、気象の勉強をずっとしていると視点が少々ミクロな感じになってくるんですよね。

例えば「フェーン現象」という単元がありますが、どうしても試験勉強をしていると、やれ「乾燥断熱減率」とか「湿潤断熱減率」とかそういう物理的な過程が気になってきて・・・。

試験はそれで多分合格しますが、実際に世界で起こっているフェーン現象には異なるタイプのものが3つあるらしく、それは具体的にはどういう場所で起こるのか・・・みたいな話は、気象の勉強に没頭していると意外と後回しになってしまいます。

そういった「現実世界ではどういうところでどんな現象が起こっているのか」という視点を思い出させてくれるのが、気候学ではないかな?と感じました。

試験勉強の合間にオススメ!

そんなわけで、本書「学んでみると気候学はおもしろい」は、気象予報士試験に必須ではないけれど、勉強の合間に休憩がてら読んでみるのには適していると思います。

私はわりとミクロな視点が好きなので、乾燥断熱減率とかなんとかいう勉強は苦にならなかったのですが、気象予報士を目指している方の中には「物理的な内容よりも天気の方に興味がある」という方も多いと思うんですよね。

そういう方にとっては、本書のように具体的に「実際、日本のどこがどうなっているのか」ということを感じ取れる本はいいんじゃないかなと思います。また、実際に気象予報士になった後でその知識をどう使うのかと考えますと、やはりこういった具体的なイメージを持っておくといいと思います。

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