気象予報士かんたん合格ノート~試験勉強の計画と実技試験の準備に!

ペーパー気象予報士のハルです。

またちょっと試験勉強用の書籍を紹介したいと思います。

今回は「気象予報士かんたん合格ノート」(技術評論社・財目かおり著)です。

著者の財目かおりさんは、もとアナウンサー、のちに気象予報士となられ、いまはナレーションの仕事を多くされている方のようですね。この本は財目さんが受験勉強中から得た様々なアドバイスに満ちています。

これ1冊で勉強が事足りることはありませんが、受験全体の計画を立てる部分や、実技試験の勉強におけるコツ(これがかなり丁寧で実用的)がたくさん載っています。特に忙しい社会人の状況がよく分かっておられるので(ご自身も恐らく育児でお忙しい中で受験勉強をされたようです)、そういった方が読むと参考になることが多いのではないかと思います。

なお財目さんはいわゆる「文系」の方みたいですが、上記の通り実技試験のコツが結構詳しく載っているので、理系の人も読んで損はないと思います。


「上手なスタートを切るために」

前書きや目次を読まずに本書を手に入れた場合、最初に開いて面食らうのはこの第1章の最初ではないかと思います。何しろ温度や風などといった気象の話ではなくて、「上手なスタートを切るために」と題して、試験勉強全体の計画の話から始まるのです。

上手なスタートを切るためには、まずゴールを設定することが必要。そして合格までの計画を立てる。数学や物理が苦手な人はどうすべきか。どのくらいのレベルを目指せばよいか。といったことについて、1つ1つ具体的に記載されています。

こういうことは、題目としては誰でも言えるのです。例えば「まずゴールの設定が大切だ」とか「最初に計画を立てなくちゃ」とか。だけど実際にゴールを設定しようとしたら、何をゴールにしますか?もちろん「試験に合格すること」に決まっていますが、そのために最初に何を考えるかっていう部分です。案外、深く考えずに勉強を始めてしまうのではないかと思いました。

また「計画を立てる」というのも、言うは易しですね。実はこのブログでも計画の話は書こうと思っているのですが、ハルが書こうと思っているのとは少し切り口が違う内容だったので、これはこれで勉強になりました。

その後、第1章は学科試験の各単元に関するアドバイスに入っていくのですが、なんと第1章の最後にまた「実践的お役立ち勉強法」と題した1節が設けられています。この節も勉強法の1つですから、なるべくなら最初に目を通しておいた方がいいですね。

実技試験のコツが丁寧!

本書は、学科試験の章は好き嫌いが分かれそうだなと思ったのですが、実技試験の章は細やかなコツやアドバイスが満載で、誰にでもお勧めできます。

例えば最初は「雲形の記号の意味と覚え方」から始まります。雲形の記号というのはここにあるようなものですが、この27種類の「記号」と「名前・内容」をどうつなげて覚えていくかというコツの紹介がなされています。

記号・名前・内容を羅列しただけの情報ならググればすぐ出てきますが(先ほどのページもそうです)、記号を見たときに「これはこんな感じの雲を表している」ということを少しずつ書いてくれているので覚えやすそうなんです。

そんな調子で、色鉛筆の使い方、トレーシングペーパーの使い方、デバイダーの使い方・・・などを丁寧に描いてくれています。もちろん、普通の実技問題集にもそういうことは書かれていますが、実体験に基づいた記述に説得力を感じました。ちなみにデバイダーというのは「針のないコンパス」みたいなもので、地図上で距離を測るときに重宝します。


後半2章も試験のコツの山!

ここまでが前半だったのですが、後半2章にはまた試験勉強や試験前日・当日のコツが満載です。一つ一つ挙げていくときりがないのですが、これほどまでに「勉強のコツ」が書かれた気象予報士本って他にあるのかな?と思うようなバランスです。

社会人ともなりますと、各個人それぞれに「自分流の勉強のコツ」というものが出来上がっていたりもするでしょうが、だからこそこういう本を利用して新しいコツをいくつか吸収して、難関に挑む準備を始めるのは意味のあることだと思いました。

ハルがいま紹介していっている本は大半は自分が合格したあとに知った本で、「自分の受験準備中にこんな本があったら良かったなあ」と感じたものを紹介していっています。本書は「実技試験のコツ」と「勉強のコツ」という二点でとてもお勧めです。



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