勉強するときに音楽を聞くのはアリなのか?

ペーパー気象予報士のハルです。

大学受験などと同様に気象予報士試験も、1年以上の長期にわたって受験勉強を続けていかないといけないことはほぼ確実です(→計画を立てた記事)。それだけの期間、モチベーションを維持しながら勉強していくためにはちょっとした気晴らしも必要になります。

気晴らしの一つとして「音楽(BGM)を聞きながら勉強する」という方法があると思うのですが、果たしてこれは有効なのでしょうか?検索してみるといろいろな体験談がヒットしますし、社会人の方であれば自分なりの経験もすでに持っていることと思います。

この記事では様々な体験談や学術論文をピックアップしてみて、勉強における音楽の効果について考えてみたいと思います。ちなみに考えてみた結果、ハルは集中して何かを覚えたり考えたりしたいときは音楽はやめようと思いました。


体験談を検索!

「勉強中の音楽」と検索してみると、個人的な体験談らしいページがいくつもヒットします。「いくつも」と言いつつその上位数個のサイトだけ見てみました笑

タイトルだけでもすごいサイトの数々なんですが。いずれもほぼ個人的な体験談を集めたもののようですので、全部あわせてメリットとデメリットに分類してみましょう。それぞれのサイトの頭1文字を引用元として示します。

  • メリット
    • ベ・進)気分が高揚し勉強が楽しくなる
    • ベ)リラックスして勉強できる
    • 進)集中力を長く保てて疲れにくくなる
    • ベ・成)集中力や記憶力が高まる場合がある(音楽の種類による)
    • ベ・進・0)雑音をシャットアウトする
    • 進)数学や、物理・化学の問題演習は音楽と相性がよい
    • 0)眠気が覚める
    • 0)BPMが60~70のクラシック音楽を聴きながら勉強した学生の方が、そうでない学生と比べると約12%も数学の試験で良い点数を取ったという調査結果がある(音楽ストリーミングサービスのSpotify調べ)。クラシックでなくてもBPM50~80に同様な効果あり
  • デメリット・注意点
    • ベ・成)音楽の種類や状況によっては、集中を妨げる
    • ベ・進・0)暗記の勉強においては、暗記する内容以外の情報が頭に入ってきて効率が落ちる
    • ベ・成・進・0)音楽の方ばかりが頭に入ってくる。特に歌詞のある音楽や激しすぎる音楽
    • ベ)音楽がないと逆に集中できなくなる
    • 進・0)入試本番には音楽は存在しない
    • 進)英語などの暗記が必要な科目は音楽と相性が悪い
  • つまり要するに?
    • ベ)人によって向き不向きがある。自分が音楽に向いていないと思ったら考え直せ。逆に静かすぎるとはかどらない人は音楽を活用しよう。

こうして並べてみると、個人的な体験談とは言うものの、ある程度の傾向がありますね。すでに要約されているとは思いますが、さらにハル的に短く要約してみます。

  • メリットの要約
    • 激しくない音楽(BPM50~80?)を、暗記系ではなく問題演習系のときにかけるとよい。眠気が覚め、気分がよくなり、雑音のシャットアウトもできる。
  • デメリットの要約
    • 暗記系には向かない。激しかったり歌詞のある音楽は特にまずい。試験本番には音楽がないことにも要注意。

医学論文も出ているらしい

「バックグラウンド・ミュージック(BGM)によって記憶能力が損なわれる」というワードで検索すると、ある一つの医学論文を紹介するサイトがたくさんヒットします。そのうちこの記事もヒットするようになるのでしょうか笑

例えば「医学処 -医学の総合案内所-」の記事を見てみます。

引用に近い形でまとめます。

被験者に提示された順番どおりに8種類の子音(consonant)を覚えるよう指示。

この課題を、静かな環境、好きな音楽を聴く、嫌いな音楽を聴く、変化状態(ランダムな数字の羅列を聞く)、変化のない状態(「3、3、3、3」など同じ数字の羅列を聞く)という5種類の音環境の中で実施した。

被験者の思い出す能力が最も低下したのは、好き嫌いを問わず音楽を聴いているときと、変化状態のときであった。

逆に最も正確に思い出すことができたのは、変化のない状態で記憶課題を実施したときであった。

低成績の原因は「音響の変化」。音響の変化により、「項目の順番を覚えて思い出す能力」が損なわれる。暗算も順序を覚えることが必要なので、やはり音響の変化がある環境では成績が下がる。

ちなみにこの論文の要約はここで読むことができます(英語)。

Can preference for background music mediate the irrelevant sound effect?

またこの論文を受けて?でしょうか、こんな論文もありました。

Disliked Music can be Better for Performance than Liked Music

要約を読むと、何らかの実験をしてみた結果「静寂>嫌いな音楽>好きな音楽」という順によいパフォーマンスになったとのことです。好きな音楽は気持ちを高揚させたり目を覚ましたりという役には立つそうですが・・・。

以上のような論文から考えると、勉強中には音楽を聴くよりも静かな環境の方がいいのではないかなと思ってしまいますね。気になる騒音が大きい環境の場合は、音楽よりも騒音を打ち消すようなノイズとかの方がいいのではと思いました。

もしくはノイズキャンセルイヤホンもいいかもしれませんね。ピンからキリまでありますが・・・。

まとめ!

勉強中の音楽の効用について調べてみました。体験談や医学論文の要約をあたってみたところでは、大体以下のようなことです。

  • 暗記には音楽は向かない
  • 順序を覚えて何かをする場合にも音楽は向かない
  • ひどい雑音は消した方がよいが、音楽ではなくノイズで消す方がいいかも
  • ノイズキャンセルイヤホンという手もあるかも
  • 好きな音楽は勉強前に聞こう

ハルは勉強中はあまり音楽を聴かない派でしたが、今回調べてみて改めて勉強には音楽は向かないみたいだなと感じました。もっとも、勉強ではなくて作業(受験の申し込みをするなど)の邪魔にはならないと思われますので、そういうときはリラックス目的で音楽をかけてみるのもいいと思います。

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