独学で気象予報士試験に受かった私が思うこと

ペーパー気象予報士のハルです。

こうしていまブログ記事を日々書きながら、他の勉強法ブログなども少しずつ読ませてもらっているのですが、その中でふと気づいたことがあります。

「俺、独学で気象予報士に受かってるじゃん」
(カッケー カッケー ←心の声

そうなんです。気象予報士のスクールや通信教育には一切頼らず、本と問題集だけの勉強で、2回目の受験で気象予報士試験に合格したのでした。おっ!かっこいい!一発合格だったらもっとかっこよかった?

・・・と思ったのは「今」。言い換えると、受験勉強中にはそんなこと考えていませんでした。なぜか?それはハルが「独学」にこだわっていなかったからです。

今回はそのあたりの気持ちを少し掘り下げてみます。「独学」にこだわっている人にはもう少し気楽になってほしいと思いました。



独学を志すのはなぜなのか?

そもそも独学とは?

普通「独学」と呼ばれている行為は、「勉強内容について人から直接教えてもらわない」ということだと思います。

より具体的にいうと

  • 塾に通わない
  • 通信教育を利用しない
  • 先輩などに質問しない(これはグレーゾーン?)
  • 本や問題集の利用はOK

こんなところですね。

ハルはまさしく「一般気象学」と複数の問題集で気象予報士試験を乗り越えましたので、この独学の条件を満たしています。

独学のメリットは?

メリットがないと目指す意味がないわけですが、なぜ独学しようとするのでしょうか?

  • 費用が安く済む
  • 好きな時間帯に勉強できる
  • 途中でやめても気まずくない

ぐらいでしょうか・・・。

やはり費用の問題は避けて通れません。確かに私が受験勉強したときは、通信教育の存在は知っていましたが費用が気になったので「まず本を読んでみよう」と思った気がします。私の場合はそのまま合格したから良かったという結果論であって、何か明確な意図があって独学にしたわけではないんですよね。

好きな時間帯に勉強できるというのは、授業形式の塾に対しては独学のメリットになりますが、通信教育には当てはまりませんね。

3番目の「途中でやめても」というのは、まあメリットといえばメリットですが、勉強計画の段階で途中でやめることを想定するというのもちょっとどうかなとは思います。

こうして考えてみると、やはり独学のメリットは「費用が安く済むこと」でしょうか。

独学のデメリットは?

デメリットは結構思い当たります。自分が独学派だったので困ったことを挙げるとたくさんでてきます。

  • 教材選びにいちいち時間がかかる上に不安は消えない
  • 自分が本の内容を理解しているのかしていないのかいまいち分からない
  • 本を読んでも理解できないことを質問できないのでそこの理解は怪しいままに終わる
  • 問題を解いて間違えたときにどう直せばいいのか分からないことがある(特に実技)
  • 類似の問題が出たときにどう考えればいいのか分からないことがある
  • 変なやり方をしても修正してもらえないので時間の無駄になることがある
  • 強制力がないので途中でモチベーションが切れると脱落する恐れがある

考えてみれば、これらは全て他人の力である程度改善できるものなので、通信教育や塾といったサービスが存在しているわけでしょう。

また、このデメリットはメリットの裏返しとも言えます。独学のほとんど唯一のメリット「費用が安く済む」と引き換えにこれだけのデメリットが発生するかもしれないということは覚えておいた方がいいと思います。特に「途中でやめてしまうかもしれない」とか「無駄に時間がかかるかもしれない」という点は人生の無駄遣いにつながるかもしれないので、注意しておく方がいいと思います。

正直、かっこいいと思ってませんか?

それでも独学を目指している人って、もしかして「独学ってかっこいい」とか「独学の方が道のりがハードだから燃える」とか思っていませんか?

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とか。・・・なのですが、いざ合格してみるとこの「独学で」ということは誰もあまり重視しません。名刺交換のときや社内での雑談でも「気象予報士試験に合格した」という部分に対しては「すごいですね」と言ってもらえますが、「独学ですか?」と聞いてもらえることはほとんどありません。

ですから、目標として高いハードルをあえて自分自身に課すのは自由ですが、他人からの賞賛を得るチャンスはほとんどないと思った方がいいと思いますよ。誰も気にしていないのに「しかも独学なんですよ(ドヤァ・・・」と自分から言うのも変ですし。

そもそもこの勉強スタイルは「独学」なのか

この記事を書き始めて、独学のメリットデメリットを並べたりしているうちに気になりました。

そもそもこの勉強スタイルは「独学」と呼ぶにふさわしいスタイルなのだろうか?

もちろん名付け方は定義次第なので名付けた者勝ちではあるのですが、「独」という部分に引っかかりを感じるようになりました。

「独りで勉強」といっても実際には本や問題集を読みますよね。その本には著者がいます。例えば「一般気象学」であれば小倉義光という先生が書いてくださっているわけです。その本を隅々まで読んでいながら「独りで勉強しています」と自称するのはどうも変だなと感じるようになりました。

確かに対面で教えてもらっているわけではないし、質問を受け付けてもらっているわけでもないのですが、言葉や式や図を本という形で届けてもらってそれで勉強している。これは「言葉や式や図を黒板に書いて教えてもらう」というのと何か違いがあるのか?と疑問に思うわけです。自分で法則や定理を発見しているわけではないので・・・。

そう思いながらネットを回遊していますと、「藤田真司の気象予報士塾」というところに「独学にこだわりすぎていないか?」というタイトルのコラムがあり、似たようなことが書かれていました。もちろん「塾だから生徒を集めないといけないんだろう」といういじわるな見方をすることもできますが、逆に「独学よりずっと効率的な勉強法がある」という信念で塾を立ち上げられたのかもしれませんし、そこはニュートラルに判断すればいいと思います。

こんなことを言い出すと「独学」という言葉自体をなくさないといけないかもしれませんが、それならそれでいいんじゃないかとも思います。何を媒体とするかはいろいろですが、自分が勉強できているのは他の誰かのおかげなのは間違いないことですから。昔から学問の世界には「巨人の肩の上に乗る」という言葉があります(例えばこちらをどうぞ)。そういう謙虚さを忘れて「独りで乗り切った」と思ってしまうのはどうかな?とも思いました。

なんだか書き始めの頃とテンションが違う記事になってしまいました。書きはじめの頃は「独学ってかっこいい響き!」と思っていたはずなのですが、ここまで来た今は「独学じゃなかった!」という気持ちの方が強いです。

こういったことを考えた上でなお「独学」を目指す人は目指したらいいと思いますし、それよりも優先することがあると思う人は塾や通信教材を調べてみるのもいいと思います。

ちょっと調べてみつつあります。それぞれの特徴なんかも調べられればいいな・・・。興味のある方は資料請求などしてみてはいかがでしょうか。

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